株式会社ソフィアでは、製造現場における製品検査を軸とした組み込み制御系のソフトウェア開発事業を開始しました。

日本国内では、さまざまな製品が日々生産されており、工場では製造ライン全体や各工程、製品の品質を管理するために数多くの装置が稼働しています。その多くの装置がソフトウェア制御によって動作しており、自動化や省人化を行うことで生産効率を高めています。これらのソフトウェア制御は「組み込み制御」と呼ばれており、特定のシステムやデバイス内に組み込まれた制御システムのことで、工場内のさまざまな現場に導入されています。

組み込み制御系のソフトウェアの例

• ロボット制御
• 産業用機械制御
• 自動化プロセス制御
• 品質管理

今回の新規事業では、主に品質管理における「検査装置の自動化」をメインに組み込み制御系ソフトウェアの開発を行います。

自動検査装置の構築支援

多くの工場では、生産ラインの一部に検査工程が組み込まれています。小ロット品や検査バリエーションが多い場合は、一般的に目視検査が採用されることが多く、仕様書に沿って検査員が製品をチェックし品質を確認します。しかし、たとえ少量であっても人による検査ではバラツキが発生し、品質の担保が難しくなります。品質の担保や検査員の熟練度による検査のバラツキを防ぐためにも、「検査の自動化」が安定稼働の一つの答えとなります。

自動検査装置を導入したい場合、社内で構築することは難しく、多くのお客様が外部業者への依頼を検討すると思います。しかし、検査装置の要件定義は難しく、ハードウェアやソフトウェア、さらにお客様に最適な自動化や省人化のノウハウをワンストップで実現できるSIerはなかなか見つからないのが現状です。

検査の自動化は、装置を構成するハードウェアやセンサー、アクチュエータ、周辺装置との連携が必須であり、各要素で最適なパートナーを探すことが成功への近道となります。そこで、システム提案とソフトウェア開発が得意なソフィアが、ソフトウェア開発工程から逆算して検査自動化に最適なビジネスパートナーと連携し、お客様へワンストップでソリューションを提供します。

検査装置の自動化例

• 電子基板機能検査（電圧・電流・波形など）
• 汎用機能検査（カメラを使用した画像処理・各種センサーを使用した検査判定など）
• 治具による手動検査を自動化
• 検査装置の更新（保守期間切れやベンダー不在など）

DX支援

近年、工場ではエッジコンピューティングによる生産データの収集と活用ニーズが増加しています。しかし、従来の工場設備は生産データを簡単に取得できるように設計されておらず、データ取得が難しい場合が多くあります。この問題に対処するため、従来の設備にマイコンなどのエッジデバイスやセンサーを設置することで、データ取得が難しい設備でも効果的にデータを収集できるようにシステム構築をサポートします。

DX支援例

• 生産プロセスデータ収集（PLC・マイコン・エッジコンピュータ・周辺機器）
• BIツールによるデータの見える化

お客様の製造現場における品質管理やDX支援について、ソフィアがワンストップでサポートいたします。ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。